輸入バナナが緑色なのはなぜ?未熟なのは絶滅の危機にあるから?

   

輸入バナナが緑色の理由

バナナというと黄色に熟した姿でスーパーや八百屋に並びますが、輸入される時のバナナは緑色をしています。

なぜ緑色のまま輸入されるのでしょうか。
その理由を知るとバナナに対するイメージが変わってくると思いますよ。



輸入バナナが緑色で輸入される理由は?

輸入されてくるバナナは緑色をしていて、熟していない状態となっていますが、これは植物防疫法という法律によって熟した状態での輸入が禁止されているからです。

 

なぜ熟した状態で輸入させることができないのかというと、ひとつには害虫の存在があります。

チチュウカイミバエというハエがいるのですが、このハエは主に植物を加害するハエの一種で、数多くの果物や野菜を害する害虫として世界的に警戒されています。

 

このハエは果物や野菜の実に産卵するのですが、そこで生まれた幼虫は果肉部分を食い荒らしてしまい腐敗させたり、場合によっては収穫ができなくなってしまうこともあるようですよ。

 

このことから日本では植物防疫法によって熟したバナナを輸入することを禁止し、緑のまだ熟していない状態で輸入しているのです。

 

確かに、日本にのこのハエが来たら、農家は大ダメージですし、私たちも野菜や果物が食べられなくなってしまいますからね。大問題に発展しかねません。

バナナに関しては厳しい検査があるようなのですが、実はバナナと言うのは疫病にかかりやすい果物で、過去にある種がほぼ絶滅した過去があるのですよ。



過去に日本で食べられていたバナナの品種

日本でよく食べられているバナナはキャベンディッシュという種類になるのですが、実は昔日本で1900年代半ばまで食べられていた品種はグロスミシェルというものでした。

 

銀座のデパートでパフェを食べることが夢だった頃、その象徴として使われていたのがこのグロスミシェルというバナナで、当時のバナナの味を知る人は今のバナナよりも甘さがあって、とても高級なものだったそうです。

 

ですが、今では病気によってほぼ絶滅状態となり、一般的にはなかなか食べられないものとなってしまいました。

 

しかし、奇跡的に消滅を免れたグロスミシェルがタイにあり、ホムトン・バナナとして今でも生産が行われているそうです。

そのホムトン・バナナは日本の一部の店舗で販売されており、東京都世田谷の「natural natural 成城学園駅前店」で手に入れることができますよ。

 

食感はサクッとしていて濃厚な甘みが特徴と言われていますので、もし近所に住んでいる方は一度食べてみてくださいね。

バナナは消滅の危機にある

バナナは過去に消滅しかけたことがありますが、実は今でもその危機は変わっていません。
その理由として、バナナの栽培方法が関係していると言われています。

 

バナナは種を取って増やしていく方法でなく、接ぎ木で増やすいわばクローンのような形で増やしていきます。

 

イメージとしてはソメイヨシノのようなものですね。

ソメイヨシノは和歌にも登場する奈良県の吉野山で作られてそこから日本中に広まっていきましたが、これと同じようなことがバナナでも行われているのです。

 

ですので、例えば一つのバナナが危険な病気にかかってしまうとそれが広がっていき、世界中に広まってしまうとクローンなので、すべてのバナナが病気になってしまいます。

そうすると、いまスーパーで並んでいるバナナも食べられなくなってしまう可能性がありますので、バナナというのはしっかりと管理して輸入しなければならないのですね。

 

いま私たちがバナナを食べられているのはそういった病気と戦ってくれる世界中の人たちの協力があってこそなのですね。

果物の中では定番で当たり前のようにスーパーに売ってるものだと思っていましたが、バナナって貴重なのですね。



まとめ

バナナが緑の状態で輸入されるのは病気を植物防疫法という法律で決められているからです。
バナナは絶滅の危機にさらされている果物なので、将来的に食べられなくなってしまう可能性もあるみたいですよ。

これからバナナを食べる時は大切に味わっていきたいものですね。

バナナが由来となったお笑いコンビ

バナナがコンビ名の由来となったお笑い芸人を知っていますか。

まぁ名前の半分以上がバナナで占められているので想像がつくと思いますが、そうです。バナナマンです。
実はバナナマンのコンビ名の由来にはこのバナナが関係しているのですが、そのことについては別の記事に書いてありますので、ご覧になってくださいね。
バナナマンのコンビ名の由来と結成秘話!

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