東京国際フォーラムの座席は席によって幅や角度が違う
日本有数のコンサートホールでクラシックなどのコンサートが行われる東京国際フォーラム。
実は東京国際フォーラムのような日本を代表するコンサートホールは座席によって幅や角度が違っているのですよ。
なぜ違いが生まれているのでしょうか、その理由を知ってみましょう。
東京国際フォーラムの座席は幅や角度が違っている
東京国際フォーラムの座席は席によって幅や角度が違っているのですが、それは観客のことを考えたやさしい設計になっているからなのですよ。
一流のコンサートホールでは座席の幅が数㎝違っているのですが、これはコンサートホールなどで鑑賞をする場合、前の席に座っている人が体の大きい人の場合、舞台が観にくくなってしまいますよね。
そのことを避けるために少し座席をずらして座るようにする千鳥配列と呼ばれる設計で席を配列していることが関係しています。
こうすることでどこの席に座っても観やすくなるのですが、同じ幅で座席を並べてしまうと一番端がデコボコになってしまうのですね。
それを防ぐために椅子の幅を変え、両端をまっすぐに合わせるようにしているのですよ。
また、背もたれの角度も違っていることがあるのですが、大きなコンサートホールになると1階席だけでなく2階席も用意されています。
2階席の背もたれの角度は1階席と比べて少し直角に近くなっているので、2階席であっても快適に観やすい環境を作ってくれているのですよ。
一流の演奏には一流の会場が必要とされているわけですね。
こういった事情を知っていると観客としてコンサートを観賞するときには一流の振る舞いをしようと思うようになりますよね。
よくライブはその場にいる人全員で作るものだと言われていますが、その場にいない、裏で支えてくれる人の存在もやっぱり忘れてはいけないのですね。
まとめ
東京国際フォーラムのような一流のコンサートホールでは座席の幅や角度が微妙に違っています。
それはお客さんにどの席からでもコンサートを楽しんでもらいたいと願っている方達の想いが詰まっているからなのですよ。
もし、今度東京国際フォーラムなどに訪れる際は会場を見渡してみるといいかもしれませんね。