劇団四季ライオンキングのマスクの秘密がすごい!

   

劇団四季「ライオンキング」のマスクの秘密

日本を代表するミュージカルのひとつに劇団四季がありますよね。
特に人気の演目と言えばロングラン公演で上演回数が1万回を超えたライオンキングです。

日本の演劇史に残る快挙を達成したライオンキングですが、こんなにもたくさんの人を惹きつけるのは演技や演出が素晴らしいというのはもちろんですが、道具の工夫が陰で支えているということも知ってほしいところなのですよ。

ライオンキングと言えばシンバやムファサ、スカーなどマスクを身につけているキャラクターがいますが、実はここにも細かい工夫がされているのですよ。




ライオンキングのマスクの秘密

ライオンキングのマスクにはたくさんの工夫がされています。

 

まず印象的なのはマスクが動く点ですかね。劇を観ていても、顔を覗き込むときにマスクもグッと動くことでよりインパクトが出てきますよね。

あの動くマスクは手元のコントローラーによって俳優自らが操作しているのですよ。
手元で操作している感じなんて全くありませんが、気づかない間にコントロールしていたのですね。

 

また、マスクの素材にも秘密が隠されているのですよ。

あのマスクは一見すると木のように見えますが、実はあのマスクの素材はF1のボディと同じ素材でカーボングラファイトを型に入れて固めたものだと言うのです。

F1のボディにも使われているということで素材は軽くて丈夫、あれだけの大きさがありながらも重さは1kg未満しかないのですよ。
そんなに軽いなんてすごい技術ですよね。

 

以上のようにライオンキングのマスクには工夫がされているのですが、実はこれ以外にも大きな秘密が隠されているのですよ。

その秘密はライオンキングがどんなお話か知らない人であっても楽しめる工夫なのですが、そこには緻密に計算された工夫が存在しています。

 

その点について次で紹介していきますね。

ライオンキングはマスクで敵役が判別できる

ライオンキングの敵役といえばスカーですよね。

スカーのマスクをよく見てみると目に傷を負っていたり、すこし暗い色使いで、いかにも敵役っぽい雰囲気があるのですが、実はスカーが敵役だとはじめて劇を観た観客でも判断できるポイントがあるのですよ。

 

そのポイントはスカーのマスクはアシンメトリー(左右非対称)になっているという点です。
これは日本伝統の「いけばな」にも通じる日本人の心を揺り動かす工夫が関係しているとも言われているのですよ。

劇団四季のホームページでライオンキングのキャラクター紹介を見れば王様ムファサのマスクはシンメトリーで、敵役スカーのマスクはアシンメトリーだということが確認できますので、どんなマスクか覚えていないという方は確認してみてください。

 

スカーのマスクは目元だけでなく顔の骨格までもゆがんでいるのですが、このアシンメトリーこそが観客に敵役だと刷り込ませる工夫となっているのですね。

 

対人魅力という研究があるのですが、その研究によると非対称の人は本能的に嫌われるという性質を持つようです。

これは、鳥や蝶などを想像して欲しいのですが、自然界というのは基本的には左右対象で非常に綺麗な対称形をしていますよね。

ですから、左右非対称のものに対して人は違和感を覚えるということになり、スカーを敵役だと観客に認識させることができるのです。

 

こういうことを書くと左右非対称の顔立ちをしている人は本能的に嫌われてしまうのかというと実はそうとも限らないのですね。



日本人には左右非対称なものが好き

左右非対称なものに人は嫌悪感を抱くと書きましたが、日本人の心にはある意外な効果をもたらすのですよ。

日本人は左右非対称なものに対して迫力を感じると言われています。
いけばなや盆栽などを思い出して欲しいのですが、その多くが左右非対称になっていると思います。

 

これは左右非対称であることにより、大胆さや躍動感などを日本人は感じることができるのだそうですよ。
これは日本人が生まれながらにして持つ和の心といったものなのでしょうね。

 

ですので、アシンメトリーな顔立ちというのは一見すると悪い印象になりがちではありますが、裏を返せばそれだけ魅力的な顔立ちとも言えるので、必ずしも悪いことばかりではないということになります。

完全に左右対称の人はいないといいますし、人の好みは十人十色ですから、アシンメトリーな顔で悩んでいる人がいるのなら、その悩みは魅力に変えることができる可能性を秘めているということになりそうですね。

 

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