本を読もうという人が読書できない理由とは?

   

本を読もうという人が読書できない理由

新生活の春、長期休みの夏、読書の秋、外に出たくない冬。

何かにつけて「本を読もう!」と思っている人はたくさんいますが、そういったきっかけで実際に読書を習慣づけている人は少ないです。

なぜ本を読める人と読めない人に差があるのでしょうか。そこには一つの原因が隠されているかもしれません。



本を読もうと思っても読書できない理由

本を読もうと思っても読書できない理由はどこにあるのでしょうか。

よく「活字は苦手、活字は読めない」なんていう人がいますが、そんな訳ありません。

なぜなら学校で教科書を読んでいたはずですし、Twitterやフェイスブックなどで活字を読んでいるからです。
もっと言えば、この文章も活字と言えば活字ですから、読めないということはないのですね。

 

では、なぜ本を読もうと思っても読書することができないのか。
その理由は「読むのが遅い」からです。

 

「本を読む」ということは同時に「時間がかかる」ということになりますよね。

読書家の人はその時間が楽しいのですが、普段本を読まない人は他の趣味の時間を削ってまで本を読まないといけなくなります。

そうすると、元々読書が好きではないので、3日と経ち、1冊を読み終えたら満足して、もともとの趣味の時間がなくなっていたことに気づき、結局本を読むことを犠牲にするのですね。

 

それなら!と隙間の時間を活用しようと通勤中の移動時間を本を読む時間に費やそうと考えるのですが、Twitterやインスタ、ネットニュースをついつい読んでしまい、たまに席に座れると、うとうと居眠りをしてしまいます。

こうして、本を読む習慣はなくなり途中で読まなくなった本は本棚にディスプレイされているという結末を迎えます。

 

これらの行動は「本を読むのが遅い」というのが原因になっている可能性があります。

本を読むのが遅いから、何日も時間をかけてしまう。
本を読むのが遅いから、電車での移動時間はすぐに読み終えるネットニュースを見てしまう。

こういった時間の使い方をしてしまうのですね。

 

本は読みたくないという人は正直あまりいないと思います。
それは本は面白い、勉強になる部分もあるということを知っているからです。

小説の文字を読んで情景を思い浮かべたり、自己啓発本を読んで先人の知恵を学んだり、それらの体験は少なからず自分の生活に影響をあたえてくれるはずですからね。

 

それを知っているから、「本を読もう!」と思うわけです。
ただ、現実には本を読む習慣がない。

とするならば、原因を解消させれば本は読めるのです。
その原因は何なのかというと、「本を読むのが遅い」ということですね。



遅読家がまず読むべき本

本を読むのが遅い人=遅読家がまず読むべき本があるとすればそれはどんな本だと思いますか。

自分の興味のある分野の本、有名小説家が書いた作品、ページ数の少ない薄い本、、、
いろいろ考えるところはあると思います。

 

確かに自分が興味を持ったものならスムーズに読むことはできると思いますよね。

けれども、遅読家が最初に読むべき本は「本を早く読めるようになる本」です。

 

興味のある分野の本は早く読めたとしても、それが自分の人生を豊かにしてくれるものとは必ずしも言えません。

それは、人間は自分の知らないものを学んだ時に大きく成長するからです。

これまでにあまり馴染みのなかったものや考え方に触れることで人はより考えるようになり知識や教養を身に付けることができるのですね。

 

つまり、自分の直感が面白そうと感じた本を読めるようにならなければ読書の効果は下がってしまうことも考えられるのですよ。

そのリスクを避けるためには、どんなジャンルの本でもテンポよく読めるようにする必要があるのですね。

 

こういったことを書くと「そんな本が都合のいい本があるのか」と思いたくなりますが、2016年2月に発売された「遅読家のための読書術――情報洪水でも疲れない「フロー・リーディング」の習慣」という印南敦史さんが書いた本がまさに本を読みたいけど読んでないという人向けに書かれた本となっています。

印南さんはかつて1ページ5分かかっていた遅読家だったのですが、いまでは年間700冊以上の本を読むようになったと言っています。

 

さすがに私も、「1ページ5分は大げさだろ。笑」と思いましたが、どうやって読むページを速めたのかや本の内容を多く取り入れるようになったのかは学べたと感じてますよ。

この本は発売開始1ヶ月で3万部売れた本なのですが、ほぼ名前を知られていない人が1ヶ月で3万部売れる本を書いたというのはなかなかあることではありません。

 

もし、本を読むのが遅いと自覚しているのであれば一度読んで見たほうがいいですよ。

本は読むではなく聴く時代

本を読む習慣がないことを改善させたいと思っている人もいますが、
もしかしたらその悩みは必要ない悩みになっていくかもしれません。

オーディオブックというものは知っていますか。

 

オーディオブックとは本を読むのではなく聴いて楽しめるという新しい本の楽しみ方となっています。

本を聴くとはどういったことなのかとわからないかもしれませんが、簡単に言えば読み聞かせのことですね。

こういった感じです。

 

親や幼稚園・保育園の先生が本や紙芝居を読み聞かせてくれましたが、それの大人バージョンといったところでしょうか。

これなら本を読むということに慣れていない人でも本を楽しむことができるかもしれませんね。

 

オーディオブックはまだそこまでメジャーではないので、日本最大のオーディオブック配信サービスの「FeBe(フィービー)」でも取り扱っている作品の数は10,000作品超と多くはないのですが、それでも『嫌われる勇気』や『半沢直樹シリーズ』など誰もが知っているような有名な作品はありますので、楽しめると思いますよ。

 

もちろん、今回紹介した『遅読家のための読書術――情報洪水でも疲れない「フロー・リーディング」の習慣』も聴くことができます。

本を読むのがどうしても苦手という人は「耳から本を読む」のもいいかもしれませんね。



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