マツタケはすべて天然ものな理由はなぜ?マツタケモドキにも注意!
秋は過ごしやすい季節でスポーツに読書に、いろんなことを楽しめる時期となっていますよね。
ここ数年の日本では夏が終わったらすぐに冬と言った感じもしますが。。。
そんな秋ですが、やはり食欲の秋と呼ばれるようにご飯がおいしい季節ですよね。
その代表的なものとしてマツタケがありますが、私たちが食べているマツタケはすべて天然のものとされているのですが、それは本当なのでしょうか。
マツタケはすべて天然のもの?
マツタケはすべて天然のものだとされています。
人工栽培ができないので、市場に出回っているマツタケはすべて天然のものということになりますね。
天然ということですので絶対数も少なく、毎年できる量も変わってきます。
マツタケはアカマツにできるものなのですが、マツタケは菌根菌と呼ばれる生きた木を相手にする菌なのですが、死んだ木につく腐朽菌と呼ばれると比べて定着しにくい部分があります。
アカマツにできるキノコはマツタケ以外にもアミタケ、オウギダケ、ヌメリイグチなどがあり、それらと比べると生きた木について相互に栄養をやりとりするマツタケはどうしても希少になってしまうのですね。
だから、価格もほかのキノコと比べて相場が高くなっているのですね。
マツタケはあの独特な香りが特徴的で、高級品だということはわかりますが、正直味に関してはものすごくいいという感じは個人的にはしません。
もともとキノコ類が好きな方ではないので、そう感じるだけかもしれませんが、香りマツタケ味シメジと呼ばれるくらいですので、味を楽しむものではないと言う意見もありそうですね。
ただ、あのしっかりした歯ごたえと高級感は唯一無二のキノコというように感じます。
どのくらい生産されているの?
希少性の高いマツタケですが、日本ではどのくらい生産されているのでしょうか。
この点に関してですが、年度によって生産量は全然違うということがわかりましたよ。
今回参考にしたのは「地域の入れ物」というサイトに掲載されていたものになりますが、こちらの平成27年の生産量都道府県ランキングでは全国で70.9tとなっていました。
ところがひとつさかのぼって平成26年の生産量都道府県ランキングを見てみると42.1tとなっていました。
前年度と約2倍近く生産量が違うので、マツタケがいかに希少性が高いのかということがわかりますね。
その年によって価格が全然違うということがありますが、その理由もうなづけます。
ちなみに、日本でマツタケが一番摂れる都道府県は長野県となっています。
長野は自然豊かな地域ですし、食の宝庫って感じがしますよね。
日本以外だと韓国や中国、スウェーデンやフィンランドなどの北欧、アメリカやカナダなどが産地として有名で、日本にもこれらの国から輸入していることがあります。
海外産のマツタケも品質は高いのですが、輸入する段階で風味が落ちてしまうので、どうしても国産よりは劣ってしまうということは言われていますよ。
ですので、本物のマツタケを食べたいのなら国産の方がいいようですね。
マツタケモドキってなに?
マツタケについて調べていくと一つ面白いものを発見しました。
それはマツタケモドキというキノコなのですが、一見するとマツタケにそっくりな形をしていて、発見した瞬間「ヤッター!」と叫びたくなるキノコがいるそうです。
もちろんモドキなのでマツタケ特有の香りはしませんし、希少性も低くありません。
もし明らかに相場よりも激安なマツタケを見つけたらこのマツタケモドキかもしれませんので、購入する際は注意しましょうね。
ちなみに似たようなもので、バカマツタケやニセマツタケと呼ばれるキノコもあります。
味はマツタケとそんなに変わらないようですが、マツタケの魅力は香りにありますから、その香りを感じられないとなると食べてもあまり意味がないかもしれません。
最後に補足ですが、古くなったマツタケを食べると嘔吐やむかつき、下痢などの中毒症状を引き起こすこともあります。
これはマツタケのアミノ酸が有毒成分に変化するためだと言われていますよ。
希少性が高く、鮮度もすぐに落ちてしまう、意外と厄介な食べ物ですね。
まぁ、だからこそ価値があるということは言えそうですが。笑