電力自由化は安全で高齢者の安心を手に入れるが停電のリスクは変わらないの?

      2016/06/13

電力自由化の安全性

電力自由化によって電気代が安くなるなどの注目を浴びていますが、ここでは別の視点から見た電力自由化について考察していきます。

 

その視点とは電力自由化によって安全は保障されるのか?というものです。

 

電力自由化によって高齢者の安心を手に入れることができるのは本当なのか。
停電の時のリスクは変わらないのかなど電力自由化と安全について知っておきましょう。



電力自由化は安全なのか?

電力自由化によって安全に暮らせなくなるのではないかという心配があるかもしれません。

 

結論から言えば、電力自由化になっても電気の「質」についてはこれまでと変わることはありません。
なぜなら、「電気を運ぶ」役割をしている送電線は自由化になっても変わることがないからです。

 

そもそも、家庭用の電気というのは3つの分野に分けることができます。
それは「発電」⇒「送配電」⇒「小売」の3つです。

 

発電は「電気をつくる」というものですが、こちらはすでに自由化されています。
発電は火力発電、水力発電、原子力発電の3つが日本で主に作られていますが、太陽光発電などは自宅で発電することができますよね。

 

積水などのハウスメーカーや個人宅向けに太陽光発電を販売している業者もあるので、イメージしやすいと思います。

 

2011年の3月11日に起きた東日本大震災で脱原発を意識したことで、こういった電力発電に興味を持った方もいるのではないでしょうか。
2016年4月に自由化になったのは「小売」の分野で一般家庭をはじめとしたすべての電気の利用者が電気の購入先を自由に選べるようになりました。

 

これまでは工場などの高圧電力は自由化されていたのですが、2016年4月からは一般家庭のような低圧電力も自由化されたという訳ですね。

 

しかし、「電気を運ぶ」役割を果たしている「送配電」については従来通り電力会社の送電網を利用することになります。

 

関東だったら東京電力、関西だったら関西電力の送電網を従来で多り使用することになるということですね。
例えどのような発電をしても作られた電力は電力会社の送電網を経由して一般家庭に届けられるので各々の方法で作られた電力が混ざり合ったものが各家庭に届くということです。

 

つまりは電柱だったり、電線を取り換えるなどをしなければ電気の質はこれまでと変わらず、安定性がなくなることはないのです。

 

要するに電力自由化になったからといって安全が損なわれるということはないというわけですね。



電力自由化によって高齢者の安心を手に入れることができる?

電力自由化によって電気代が安くなるということですでに切り替えている方も多くいますが、先を見据えてみると料金以外にもいろんなサービスが生まれる可能性があります。

 

例えば、警備保障会社のALSOCでは一人暮らしの高齢者のために緊急で異常を感知するセンサーを導入するなどのサービスがあります。

 

このサービスはもしもの時にすぐに駆け付けることができるので、おじいちゃんおばあちゃんと離れて暮らす家族にも安心を与えてくれるサービスとして人気です。
例えば、こういったことを電力サービス会社が今後取り入れる可能性も考えられます。

 

夜中にもかかわらず極端に電力が消費されているなどの異変を感じ、すぐに駆けつけるサービスなどは現実味がありますよね。

 

このように電力自由化によって価格以外のメリットが生まれる可能性は今後十分に考えられます。

 

競争することで私たちの生活が豊かになるというのは以前『価格競争対策の真実』の記事でも紹介していますよね。
他店より1円でも安くするに隠された罠!価格競争対策の真実がこの言葉にある!

 

電力自由化についての報道はよく目にしますが、焦ってまで変える必要はまだないと思いますよ。

電力自由化によって停電のリスクは変わるのか?

電力自由化によって停電のリスクが高まってしまうのではないかと心配されている方もいるかもしれませんが、先程説明したように電気の質は従来と変わらないので自由化によって停電のリスクが高まるということはありません。

 

しかし、震災が起きたり災害によって大規模な停電が起きることはあります。
そして、停電が起きた後、復旧するまでの対応となると少し状況が変わることがはあります。

 

基本的には大元は電力会社の配電網となるので、こちらが復旧すれば電力は普段通り使用できるようになりますが、ただ、電力が復旧した後の支払期日についてなどは申し込んだサービス会社によってバラバラです。

 

例えば融通が利くサービス会社であれば支払いを1ヶ月先延ばしにしれくれたりしてくれるかもしれませんし、そうではない場合もあります。

 

そういったアフターケアについては電力自由化がスタートしたばかりの現在ではまだまだ不透明なところがありますね。
2016年4月現在で電力自由化のサービスを始めた企業は200社~300社と言われていますが、認可がまだ降りていないところを含めると1000社を超えるとも言われています。

 
まだ電力自由化をしていなかったり、迷っている方はメリットを感じていないのであれば切り替えるのはもう少し様子を見てもいいかもしれませんね。

まとめ

電力自由化によって安全性が失われるということはありません。

また、電力自由化のサービスはまだまだ始まったばかりですので、いろいろと検討しながらゆっくりと判断していくのが今の段階では必要でしょう。
十分に検討されているのなら電力自由化に踏み出すのもいいと思いますよ。

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