アメリカではペットに遺産相続ができる!日本では?

      2016/06/10

ペットの遺産相続

犬や猫などをペットとして飼っている方がいますが、そのような方にとってはペットも家族の一員ですよね。ですが、生物として生まれた以上死ぬことは避けられません。

普通に考えれば人間より動物の方が寿命は短いですが、病気になってしまった場合はその立場は逆転してしまうこともあります。

ところで、もしそんな状況になった時、家族同然のペットに自分の遺産を残すことはできるのでしょうか。




アメリカではペットに遺産相続した例がある

「ペットに遺産相続をするなんてそんなバカな話があるか!」なんて思っている方もいるかもしれませんが、実は過去にアメリカではペットに遺産相続をした事例があるのですよ。

 

アメリカは州ごとに法律が違うので、全土でペットに遺産できる訳ではないのですが、ニューヨーク州ではペットに遺産を相続させた大富豪夫人がいます。

>>ペットに遺産を相続させたNY富豪夫人:エキサイトニュース

 

ニューヨークでレオナ・ヘルムズリー夫人が心不全により87歳でこの世を去ったのですが、彼女は成り上がり人生で大富豪となりました。

しかし、彼女は脱税容疑の裁判の中で、「税金を払うのは庶民だけ」と発言し『根性悪の女王』と呼ばれるくらい評判が悪かったそうです。

 

そんな彼女が天寿を全うし、これ以上の悪評はないとされていたのですが、そこでまた騒動を起こします。

それは遺産を孫たちに残さないで生前飼っていたマルチーズに遺産の一部1200万ドル、日本円にして約14億円を残したのです。

 

ペットに遺産を残せるのかというと、ニューヨークではペット名義の信託を設立してペットに財産を残すということが1996年に正式に合法化されました。

 

信託はペット名義の口座を開設し、管財人と世話人を任命し、別に管理監督人も設けることで設立させることができます。

 

他にも細かい決まりがあるのですが、それは先程のエキサイトニュースで確認できますので、興味のある方はそちらをご覧ください。

 

そんなわけで、彼女のペットであるマルチーズは広大な屋敷で快適な生活を送っているそうですよ。

ちなみに、ペットの名前は「トラブル」と言うそうです。笑

 

死してなおトラブルを引き起こす彼女のバイタリティは死よりも恐ろしいですよね^^




日本ではペットに遺産を残すことはできるのか?

さて、アメリカでは州によってペットに遺産を残すことができましたが、日本では可能なのでしょうか。

残念ながら日本ではペットに遺産を相続させることはできません。

 

なぜペットが遺産を相続することができないのかというと法律上では人以外のものは「物」として扱われるからです。

 

動物愛護法などもありますし、「物」として扱うのはかわいそうという気もしますが、便宜上ペットを物として考えます。

日本では相続や遺贈を受けることができるのは「相続人」だとされます。

 

つまりは「人」でなければならないので、例え家族同然のペットであっても遺産を相続されることはできないのです。

仮に遺言で「遺産の一部をペットに相続させる」などと書いてもその遺言は効果を発揮しませんので、意味がなくなってしまいす。

 

あくまでも法律の知識のない私が調べたことなので、詳しく知りたい方は法律家に直接聞いた方が確実でしょう。

ペットに遺産を残したい場合はどうする?

日本ではペットに遺産を残すことはできないとわかりましたが、どうしてもペットに遺産を残してあげたいという方もいると思います。

そんな方にも方法が全くないというわけではないのです。

 

ペットに直接遺産を残すことはできませんが、ペットの後見人を立てて、その人にペットの世話を条件に遺産を残す『負担付き遺贈』という方法があります。

 

この方法を利用すれば、世話をしてくれる人経由でペットに遺産を残すことが間接的にできるということです。

 

もちろん世話人は信頼できる人でなければ不安でしょうから、完璧な方法ではないですが、こういうやり方もあるということは知っておいて損はしないのではないでしょうか。

遺産ではありませんが、ペット保険などに加入していると補償が違いますから、そういったこともペットを飼っている方は考える必要がありますね。

まとめ

少子化も進んでいますし、子供ではなく夫婦とペットで一生を過ごす方も珍しくはありません。

もしかしたら将来的にはペットに遺産を残せるような法律ができるかもしれませんね。

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