
タコの足は8本、イカの足は10本というのが子どもの頃から変わらない信じていたものがありますが、実は足が8本しかないイカがいるようです。
それはヤツデイカという種類のイカなのですが、なぜ足が8本だけなのでしょうか。
ヤツデイカの足は8本?
ヤツデイカという種類のイカは足の数が8本しかないそうです。
あまり詳しい生態は完全にはわかっていないようですが、これは成長していく過程で2本の触碗が切れてしまう特性があるためだと言われていますよ。
ということは何かの事故で足を失ってしまったイカとは違い、成長の途中で10本から8本に変わっていくということですので足が8本しかないイカがいるということになっているのでしょうね。
ヤツデイカはもともと東南アジアやインド洋などの海に生息していて、深海に生息しているとされているために、これまではあまり情報がなかったそうなのです。
日本では三陸沖や沖ノ鳥島周辺の海域で捕獲されることもあるそうですが、クジラに食べられて胃の中から見つかったものが多く、ちゃんとした形で見つかることはほとんどなかったそうです。
しかし、そんなヤツデイカが兵庫県新温泉町沖で完全な形で捕獲されたことがあるそうなのですよ。
鳥取県にある博物館で標本を公開されているという情報もありますが、その詳細は確認することはできませんでした。
ですが、情報によるとサイズはとても小さいようですよ。
一度その標本を見てみたいですね。
海外ではイカやタコを食べないの?
海外ではイカやタコを悪魔の魚と呼んだりしますし、食べないと言われていたりしますよね。
確かに昔は宗教上のことでウロコのない海洋生物を不吉な生き物としたり、食べることを禁じていたとされています。
ですが、地域によっては食用として食べられることがあったそうです。
今ではヨーロッパ各国をはじめ多くの国で食べられているので、イカを使ったパスタやイカフライなども海外で食べられることはあるみたいですね。
東京ディズニーシーのアトラクションにもなっている海底2万マイルなどの映画のイメージがあったり、リトルマーメイドに出てくる悪役のアースラがタコだったり、悪い生物というイメージがあるので、いまだにその認識があったりするものです。
ですが、グローバル化が進んだことで偏った見方というのは少なくなっているのかもしれませんね。
イカやタコや見た目にインパクトがありますので、食べられないという気持ちもわかります。
あれを最初に食べた人や美味しいと言って広めた人たちの勇気ってすごいですよね。
そんな人が世界を動かしていくのですかね。
まとめ
ヤツデイカという種類のイカは足が8本だと言われています。
ただ、生態に関してはまだまだわからないことがあるようなので、これから徐々に広まっていく話なのかもしれません。今回書いたことは話半分くらいにとどめていただけるといいかもしれません。
ちなみに、海外でもイカやタコを食べる習慣はあるのですね。
少し前まで知らなくて馬鹿にされていましたが私は日本だけの習慣だと思っていました。
まだまだ見識を広げていかなければなりませんね。
イカにも人間にも例外はいるという認識を持っているということでしょう。
海の生物の不思議
海に住んでいる生物には良く知られている生き物でも深くは知らないという種類もたくさんいますが、その中の一つにサメがいます。
サメというと狂暴なイメージがありますが、水族館に行ってみると他の小さな魚と一緒に飼育されていることがありますよね。
なぜ、一緒の水槽にいるのにサメは他の魚を食べることがないのでしょうか。それとも、実はかくれて食べているのでしょうか。
そんなことも意外と知らないですよね。
【関連リンク】
サメのイメージが変わるかもしれない。
⇒水族館のサメが魚を食べないはなぜ?どんな種類が飼育されているの?