
骨董品や古着などは時間の流れを感じさせ、他では表すことができない味わいを醸し出していますが、古い家具などをアンティークという場合もあればヴィンテージと呼ぶ場合もありますよね。
この2つは似たようなイメージがありますが、呼び方の違いは何によって分けられているのでしょうか。
アンティークとヴィンテージの違い
アンティークとヴィンテージの違いは作られた年代にあります。
作られた年代が100年よりも古いとアンティークと呼び、100年よりも若いものはヴィンテージと呼ぶそうですよ。
つまり、アンティークの方がヴィンテージよりも古いということになるのですね。
なぜこのような差が生まれたのかというと、法律が関係しているからなのです。
もともと古くて価値のあるモノはすべてアンティークと呼ばれていたのですが、1934年にアメリカで通称関税法ができたことにより、100年以上前に作られた美術品や工芸品には課税しないという法律ができました。
このことをきっかけに100年以上の古いものをアンティークと世界的に呼ぶようになったのだそうですよ。
そのことをきっかけに、100年未満の美術品や工芸品はただ古いモノとして特に名称はありませんでした。
けれども、1980年代に日本がバブルで景気のいい時代を迎えると、100年経っていなくても価値のあるものを売ろうとしてヴィンテージと名付け、それがきっかけで100年未満の価値あるモノをヴィンテージと呼ぶようになったと言われています。
もともとヴィンテージとはブドウの収穫された年をさしたのですが、古いものは上質であるとされたイメージから骨董品などでも古くて価値のあるモノをヴィンテージと名付けるようになったのだとか。
つまりは、アンティークとヴィンテージは違う意味だということになるのですね。
※諸説あります。
まとめ
アンティークとヴィンテージの違いは製造してから100年経っているかどうかとなっています。
アンティークは製造してから100年以上経っているものヴィンテージは製造してから100年未満のものという違いがあるのですね。
意外と知らない事実だったかもしれません。