
日本では拳銃を所持しているのは違法ですし、警察官でも許可がなければ所持することはできないことになっています。
ですが、そんな日本でも昔は郵便配達員が拳銃の所持を認められていた時代があったのですよ。
なぜ郵便配達員が拳銃を持つ必要があるのか今の時代では不思議に思いますが、実は昔の郵便配達は命懸けの仕事だったのですよ。
郵便配達員が拳銃を持っていた理由
現在、日本で拳銃の所持が許可されているのは警察官や自衛官、麻薬取締官など、限られた職種の方だけです。
しかし、かつての日本、明治初期の郵便制度が発足された当初は郵便配達員も拳銃を携帯していた時代があるのですよ。
なぜ郵便配達員が拳銃の所持を認められたのかというと、人気のない場所での現金書留を狙う強盗がいて配達員を襲う事件が多発していたそうです。
明治初期といえば江戸時代の名残がまだ残っていて不安定な時代でした。これは漫画「るろうに剣心」を読むとわかるかもしれませんね。
また、強盗以外にも地域によっては山中でクマなどの動物に出くわすなど自分の身を守るために郵便配達員は拳銃の所持が許可されていたとされていますよ。
ちなみに、法制度上では1948年まで用いられた法律でしたので、第二次世界大戦後まで所持することは可能だったようです。
実際にその時代まで所持していたのかはわかりませんが、郵便配達員が拳銃を所持していた過去があるというのは本当のようですね。
まとめ
郵便配達員は明治初期には拳銃の所持を認められていたとされます。
当時は強盗や動物などに襲われることもしばしばで、郵便配達というのは命懸けの職業だったということが理由として挙げられていますよ。
今では考えられないことですが、当時の人からしたら今の日本をみて信じられないときっと思うことでしょう。
時代は変わっていくというのを考えさせられますね。