
オリンピックでもたくさんのメダルを獲得している柔道は帯の色で段級位を表しています。
段位が低い人は白帯で有段者は黒帯を締めているので、黒帯が一番上の段位だと思っていましたが、実は黒帯のさらに上の段位が存在しているそうです。
その色は紅白帯と赤帯となっているようですよ。
ロシアのプーチン大統領もその帯を締める実力があると言われています。
柔道では黒帯より上段の紅白帯がある
柔道の段級位は4級以下の人が白帯、1~3級の人が茶帯、初段~五段の人が黒帯となっています。
現役のオリンピック選手でも試合の時は黒帯を締めていますし、黒帯の由来は有段者になる頃になると白帯が汚れて黒くなっていたことなどと聞いたことがあるので、黒帯が最高の段位だと思っていましたが、さらにその上があるようですね。
六段~八段の人は紅白帯、九段(女子は八段)~十段の人は紅(赤)帯となっているのですよ。
けれども、紅白帯や紅帯を巻いている柔道家は見たことがないですよね。
実は紅白帯や紅帯は実力だけで昇段できるものではないのです。
六段以上になるためには年齢や業績も関係してくるとされています。
例えば、紅白帯を締めることができる六段になるには27歳以上で全国大会やオリンピックに出場している人でも数年間の修行が必要と言われているようですね。
また、紅帯を締めることができる八段以上も条件があり、年齢や柔道発展への貢献度がなければ昇段することはできないと言われています。
最高位の十段となると世界でも数名ほどしかいないそうですよ。
なぜ紅白帯なのか赤帯なのかの由来は不明ですが、ブラジリアン柔術など他の武道でも最高位の帯の色は紅となっていることが多いそうです。
血(赤)が出るほどの修行を積んだという意味なのでしょうかね。
紅白帯や紅帯を見たことないのはなぜ?
柔道に黒帯以上の紅白帯や紅帯があることは分かりましたが、なぜ一般的に知られていないのでしょうか。
一つの理由としては先ほども説明したように昇段する人が少ないことが挙げられます。
紅白帯や紅帯を締めている人が少なければ、人目に触れる機会も少ないですから、必然的に知られることはありませんよね。
もう一つの理由として紅白帯は普段の試合で使うものというよりは儀式のときなどに主につけることが多いらしく、普段の練習などでは黒帯を使用しているのだとか。
上段者になると修行を積んだことで、普段から位を誇示することはないのかもしれませんね。
ところで、紅白帯や紅帯になる方は年齢も条件に含まれていると言われていますが、つまりはある程度年齢を重ねているということですよね。
60歳、70歳くらいのおじいちゃんが紅帯を締めていると想像すると、少し面白いですね。
20歳そこそこの黒帯段者と試合したら豪快に投げ飛ばされそうなイメージが私の頭の中から離れませんよ。
よくないですね。失礼いたしました。
ちなみにプーチン大統領は六段以上の実力を持っているそうです。
上位段者は年齢を重ねても体格がいいのでしょう。
いろんな色の帯があった気がするけど・・・
柔道の練習の様子や試合の様子を競技場やテレビで観たことがある人の中には「柔道の帯ってもっといろんな色がなかったっけ?」と思うかもしれません。
たしかに、柔道の帯には黄色や緑色などもありますが、それは14歳未満の段位の場合です。
14歳以下は初心者が白帯、5級が黄帯、4級が橙帯、3級が緑帯、2級が紫帯、1級が茶帯となっています。
柔道の世界は序列がはっきりしているのですね。
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