
ハロウィーンの季節になりいろんなコスプレが紹介されたりしていますね。
そんな中、ドラキュラのコスプレをする方がいたのですが、ドラキュラと言えば弱点がいくつかあるのはご存知だと思います。
なんとなく夜行性で太陽の光が苦手なんてことはイメージがつきますが、なぜドラキュラはニンニクが苦手なのでしょうか。
ドラキュラとニンニクに深い関係があるようには思えないのですが、苦手な理由を知ってみましょう。
ドラキュラがニンニクを苦手な理由
ドラキュラがニンニクを苦手な理由は諸説ありますので、これだというのは言えないのですが、有力な説としてはウイルス(狂犬病)が関係しているというものがあります。
ドラキュラは吸血鬼とも言われるように化け物として扱われていますが、そのイメージから発狂したり、暴力をするなどの特徴が見えてきます。
また、狂犬病の犬は水などの光るものが苦手だったりするので、これが狂犬病ウイルスと関連付けられたりするのですね。
狂犬病になった犬や人は鼻が敏感になり、刺激臭に対しても拒否反応を示すようになると言われています。
ドラキュラは化け物のようであり、その様子が狂犬病のウイルスに感染したのと似ている、症状の特長の一つに刺激臭が苦手、だからニンニクが苦手なんてことを言われていたりするのですね。
あくまでも説の一つですので、他にもいろんな説がありますし、いろんな説が付け足されていってニンニクが苦手という設定のようなものができたとも言われています。
ちなみに、ドラキュラが苦手なものとしてはニンニクの他に太陽の光や十字架、聖水、銀の弾丸などが挙げられますよ。
聖なるものや清らかなものが苦手なのですね。
ドラキュラは紳士なヤツ?
ドラキュラというと何となく悪いヤツというイメージがありますが、実はキャラ設定はすごく紳士的な人物でもあったりするのですよ。
原作の小説があるのですが、外見は「背の高い痩せた男」「鷲を思わせるような精悍な顔つき」などと描写されています。
そして性格も「家事をマメにこなす」という意外と紳士的な一面を持っているのですよ。
けれども、その紳士的なイメージが定着しないのは「血を吸って若返る」「日没から日の出までで夜明けになると死体に戻る」「影がなく鏡に映らない」などの特徴があるからでしょうね。
ちょっと悪の部分が強いですかね。笑
ちなみに、ドラキュラにはモデルがいて、15世紀のワラキア(今のルーマニア南部)公ヴラド3世とされています。
実際にドラキュラと呼ばれてはいましたが、小説の設定として使われたのはそのニックネームと出身地がルーマニアということくらいだったそうで、ヴラド3世がイメージしているドラキュラのような人物ではなかったようですよ。
ドラキュラについて詳しく知りたい場合は小説や映画をみるといいかもしれませんね。
もしかしたらこれまでイメージしていたドラキュラとは違った印象を受けるかもしれませんよ。