
渡り鳥は季節の変わり目に海を渡って別の場所へと飛んでいきますが、何日間も飛び続けて疲れたりしないのでしょうか。
それとも途中で休憩したりするのでしょうか。
マグロは一生止まらないで泳ぎ続けると言われていますが、鳥も休憩しないで泳ぎ続けるのですかね。
渡り鳥はどんな風に海を越えていくのでしょう。
渡り鳥は休憩しないで海を渡るの?
渡り鳥は海を渡るとき何らかの方法で休憩をしているようです。
その休憩方法については種類のよって違っているというのですよ。
例えば、カモやカモメ、ハクチョウやアホウドリのような泳ぐことができる鳥は海の上で休憩しています。
一方、ツバメやカッコウのように泳ぐことができない鳥はなるべく海の上を通らないルートを辿り陸で休憩します。
それぞれの特性をしっかりと理解した上で飛んでいるのですね。
基本的には海の上や陸で休憩をするのですが、中には海を航海している船の上で休む鳥もいるようです。
人をあまり恐れない鳥や泳ぐことのできない渡り鳥は人間がいる場所でも羽を休めることがあるみたいですね。
渡り鳥はマグロのように一生止まらないというわけではないですね。
余談ですが、マグロが止まらない理由はエラを動かすことができないからだと言われているようです。
エラを動かすことができないので、泳ぎ続けることで酸素を取り入れるようなカラダの構造になっていると言われていますね。
マグロの口が開きっぱなしなのも酸素を取り入れるためだとされていました。
渡り鳥はなぜ海を渡るの?
渡り鳥は海を渡る、遠くの土地へ飛び立って行きますが、なぜこのようなことをする必要があるのでしょうか。
ハトやスズメなど渡り鳥ではなく、その土地に住み続ける鳥もいますよね。
その理由はいくつか考えられるようですが、一番はエサの問題が大きいと言われています。
例えば、ハクチョウはロシアの湖に生息しているのですが、冬場は湖が凍ってしまうので、冬になるとエサを求めて日本へやってくるのですよ。
他にもツバメは春になるとオーストラリアから日本の方へ飛ぶ鳥もいるのですが、これは繁殖期でエサを求めているためだとされています。
寒い土地から暖かい土地へ移動するのが基本なので、渡り鳥は南北に移動することが普通となっており、また、海を渡る際は体力をつけるために体重が2倍になるほどのエサを食べるとも言われているのですね。
それでも、体力が持たずに途中で死んでしまうこともあるそうです。
渡り鳥は命懸けで空を飛んでいるのですね。
生きるためには海を渡らなければならないと思うと、鳥のように自由に空を飛ぶことに憧れを抱くのは考えさせられる気もします。
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