
男性・女性ともハンカチを持っている人はどことなく好印象でしっかりしている人なんだろうなという印象を与えたりしますよね。
ところで、大小の大きさはあるものの、ハンカチの形は正方形となっています。
実は昔はいろんな形があったそうですが、ある人物がきっかけでハンカチの形は正方形に統一されたと言われているのですよ。
その人物とはいったい誰なのでしょうか。
ハンカチが正方形の理由
ハンカチが正方形になったのはルイ16世王妃のマリー・アントワネットが規格として統一させたことが始まりだとされています。
ハンカチ自体の起源はかなり古く、紀元前3000年頃のエジプト文明の頃には存在していたと言われているのですね。
麻製と思われる飾りのされた布が発掘され、ハンカチを持っている人はこの時代では身分の高い人だったと推測されていたり、もともとは高級な持ち物だったとされていたと言われていました。
マリー・アントワネットがハンカチの形を正方形に統一する前は円形や長方形などいろんな形があったそうですが、これは頭や肩などを覆ったり、帽子が誕生すると首に巻いたりするなどおしゃれとして使用されていたとも言われているようです。
ハンカチの役割は他にも鼻水をかんだり、親から子へ、男性から女性へ贈る「愛のしるし」だったり、もちろん手を拭くことなど時代によって様々な使われ方をしていたとされていたようですね。
そんなハンカチですが、いろんな形があることを嫌ったマリー・アントワネットが「国内のハンカチはすべて正方形に」と言ったことによって、「ハンカチのサイズは縦横統一する」と布告されたと言われています。
マリー・アントワネットというとワガママな王妃だったと言われていたり、有名なセリフも実は別の真意があったりなど、真実はわかりませんが、影響力のある人物だったというのは間違いないのかもしれません。
マリー・アントワネットの鶴の一声で世の中が変わったということもあったでしょうが、まさかハンカチの形も彼女の意見から変わったと考えると、改めてその影響力の大きさを感じますね。
ハンカチの形に対して、なぜこだわったのかは定かではないのですが、もしかしたら彼女にしか見えなかった考えがあったのかもしれません。
ただ単にワガママが行き過ぎただけなのかもしれませんが。