
キンモクセイ(金木犀)の花は有名かもしれませんが、実はギンモクセイ(銀木犀)という花もあります。
ギンモクセイはあまり知られていないですが、一体どんな花なのかキンモクセイとギンモクセイの違いと花言葉について紹介していきますので、確認してみましょう。
ギンモクセイとキンモクセイの違い
ギンモクセイという花はキンモクセイと違ってあまりきき馴染みがないかもしれませんが、それもそのはずで、ギンモクセイは別名で通常はモクセイ(木犀)と言われいるのです。
広い意味ではモクセイはキンモクセイやウスギモクセイなど他の種類の総称でもあるのですが、単にモクセイという場合はギンモクセイを指すことが多いのですよ。
ギンモクセイの特徴ですが、幹は淡い灰褐色で木の高さは3~6メートルくらいとなっています。
葉の大きさはキンモクセイと比べるとやや大きくて楕円形で、あまり差はないのですが、花にわかりやすい違いがあります。
ギンモクセイの花は白っぽい色をしており、香りはあまり強くありません。
一方のキンモクセイの花はレンジ色っぽい色をしており、香りに特徴があります。
小説を読んでいると「キンモクセイの香りがする」といった表現が出てくることがありますが、こういった秋を表す表現にギンモクセイは登場してきませんので、あまり認知されていないということが考えれられるかもしれませんね。
また、ギンモクセイは庭や公園で栽培されている一方で、キンモクセイはそのしっかりとした香りから観賞用で植えられることが多いです。
さらに花は甘味があり、お茶や白ワインにつけて飲んだり、香りがトイレの芳香剤に使われていたという時代もあったそうですよ。
ギンかキンの違いでここまで差が生まれるのはどこか悲しい気がしますね。
ギンモクセイとキンモクセイの花言葉
ギンモクセイの花言葉は「高潔」と言われています。
これは真っ白な綺麗な花が高潔に見えることが由来になったと言われていますよ。
他にも「初恋・あなたの気を引く・唯一の恋」などがあります。
ギンモクセイの花言葉は素敵ですね。
キンモクセイばかりに注目が行きがちで、普段あまり目立たないギンモクセイはモテない女子を連想させてくれる気がしてなりません。
モテない女子に声をかけてくれたイケメン男子との「唯一の恋」。
まるで漫画や映画のようなイメージを持たせてくれます。
一方のキンモクセイの花言葉は「謙虚・謙遜」と言われています。
香りが特徴的で、どこか遠くで咲いていると感じることができるのに謙虚というのはいかがなものかと思いましたが、実はキンモクセイの花というのは香りからは想像がつかないくらい小さく、控えめなのですね。
そこから「謙虚・謙遜」という言葉が生まれたそうです。
他にも、「真実・真実の愛、初恋、陶酔」などがありますよ。
キンモクセイの花言葉も素敵です。
こちらは注目もされているし中身もいい、エリートなイケてる男子といった感じがします。
先ほど登場したイケメン男子の正体はもしかしたらキンモクセイかもしれませんね。笑
まとめ
ギンモクセイとキンモクセイ。
2つの花の違いは花の色と香りにありました。
花言葉を調べてみたらどちらも素敵な意味を持っていましたね。
似ているようで違う2つの花は、なぜだか青春時代の甘酸っぱさを感じさせてくれましたよ。