
普段当たり前のように使ってるペットボトルの容器ですが、日常に根付いているものほどその起源って気になりますよね。
ふと、日本初のペットボトルは何の容器だったのか調べてみたところ、実は醤油が一番最初だったと言われています。
なぜ水やジュースではなく醤油だったのでしょうか。
日本初のペットボトル製品が醤油だった理由
日本初のペットボトル製品は醤油だったと言われています。
ペットボトルは1967年にアメリカの化学会社デュポンが炭酸飲料向けプラスチック容器の開発をしたことが最初で、1973年に特許を取得したものです。
日本では1977年にキッコーマンと吉野工業所が醤油の容器として開発されたために醤油の容器としてペットボトルを使ったとされていますよ。
キッコーマンという醤油を製造するメーカーがペットボトルを採用したから、日本では炭酸飲料ではなく醤油が日本初のペットボトル製品となったのですね。
その後、1982年には飲料用が、1985年には1.5リットル用のペットボトルがコカコーラやキリンビバレッジによって販売されるようになったとされています。
お酒のペットボトルも1985年ごろに使われだしたようですね。
ちなみに、ペットボトルでもっとも需要があるとされる500mlの小型サイズのペットボトルがありますが、実はこのペットボトルが誕生してからまだ20年ほどしか経っていないのです。
1996年に自主規制緩和がされたことで持ち運びにも便利な500mlサイズが市場に出回るようになったということですから、ペットボトルの歴史って意外と浅いのですね。
ペットボトルが変えた生活
ペットボトルは当たり前のものとなっていますが、ペットボトルがなかった時代は一体どうやって生活していたのでしょうか。
ペットボトルが普及する前はコーラやサイダー、烏龍茶などジュースやお茶の飲み物は缶で飲むことが主流だったようです。
ただ、缶は一度開けたら飲みきらないと中身がこぼれてしまったり、保存できないなどの問題点があったために、好きなタイミングで飲むことが可能なペットボトルの出現はおそらく画期的な発明だったのでしょう。
今でこそ当たり前のものですが、ペットボトルが生活を変えたといってもいいですね。
缶に中身が少し残っているジュースを飲むのは少し抵抗があるかもしれません。
缶に中身が少し残っているのと、ペットボトルに中身が少し残っているのとでは、中身が見える見えないの差もありますからね。
改めて考えると好きなタイミングで飲み物を飲めるペットボトルは一度開けたら飲みきらなければならなかった缶のことを考えると革命的かもしれませんね。
水筒のようにカバンに入れて持ち運びが出来る飲み物になったわけですから。
缶をペットボトルに変えただけで生活がガラリと変わるということは、世の中を変えるため、人の役に立つためには必ずしも大きなことは必要ではないということを感じさせてくれたのかもしれません。
ペットボトルってすごい!