
飛行機や船などの発達によって世界の果てまで行けるようになりましたし、宇宙事業も進んで宇宙空間を観光できる日もそう遠くなりましたが、一般人が気軽に宇宙旅行するにはまだ時間がかかりそうです。
「いつか宇宙に行きたい・・・」と夢半ばで亡くなってしまう方もいますが、そんなときは宇宙葬をしてみてはいかがでしょうか。
『宇宙に遺灰を散骨する』それが宇宙葬です。
遺灰を宇宙にまいてもいいの?
故人の遺骨などをカプセルなどに納めてロケットで宇宙に行き、宇宙空間で散骨する宇宙葬というものがあります。
いつかは宇宙に行ってみたいという思いは誰しもが持っているものかもしれませんが、現実的には時間がないという人もいますよね。
そういった方のために亡くなったあとに宇宙に散骨をするという形態がいま存在しています。
亡くなった方の思いだったり、残された人が空を見上げる度に故人を思い出すということができますし、文字通り「あの人は星になった」といういつでも自分たちを見守ってくれる存在ということが現実として可能になっているわけですが、そもそも遺灰を宇宙に散骨することは問題ないのでしょうか。
いろいろと賛否はあるようですが、宇宙葬があるということからも分かる通り、遺灰を宇宙にまくのは問題ないとされています。
問題とされた理由としてはスペースデブリ、いわゆる宇宙ゴミが増えてしまうことが挙げられていたのですが、人工衛星に遺骨を搭載したり、外宇宙に向けて遺骨を打ち上げるなどをすることで現在でも可能になっているようですよ。
かつては世界的な功績を残した人のみに制限されていた方法だったのですが、今では一般向けにこの宇宙葬のサービスが行われているので、遺灰を宇宙にまくことができます。
宇宙葬のサービス&料金
宇宙葬と呼ばれる遺灰を宇宙にまくことが今はできますが、気になるのはどんなサービスなのかや料金はどのくらいかかかるのかということではないでしょうか。
宇宙葬のサービスを行っている日本企業はいくつかあります。
代表的な会社で言えば銀河ステージ、Sorae、エリジウムスペースなどがあるのですが、基本的なサービスはどこも同じようになっていますよ。
基本サービスは故人の遺灰を専用のカプセルに入れて、ロケットで宇宙へ打ち上げるというモノです。
ただ、プランがあり、そのプランによってどんな経路をたどるかなどが違ってきますよ。
例えば、先ほど紹介したような人工衛星に乗せるものもあれば、月面に行くプランを用意しているモノもあります。
ちょっとイメージがつきにくいですが、星になるか月になるかといった感じですかね。
料金はプランによって変わってくるのですが、調べた中でもっとも安かったのは28万5000円となっていました。
これが安いのか高いのかはわかりませんが、先ほど紹介した月面に行くプランでは270万円の費用がかかるモノもあるので、プランによって差が大きいということは言えそうですね。
実際にはもっと細かい説明やなぜこの事業を行っているのかということがありますので、詳しく知りたい方はそれぞれのホームページで確認してみてください。
>>宇宙葬Sorae-ソラエ 28.5万円で、宇宙のお葬式。
こういうのを見ているとやっぱり一度は宇宙に行ってみたいなという気持ちがあります。
月から地球を観たら、やっぱり青いんでしょうね。