
人参というとウサギの好物で手のひらサイズに収まるなんとなく可愛い野菜なんてイメージがありますが、実は長さが1メートルを超える人参があるのですよ。
しかも、たまたま見つかったというものではなく、1メートル以上に成長する品種の人参がいくつも存在しているのですね。
一般的なスーパーでは決して見かけることのない長さ1メートル超えの人参を知ってみましょう。
長さ1メートル超えの人参は意外と多い!
長さ1メートルを超える人参の品種はいくつも存在しているようです。
例えば、代表的なものを挙げると山梨県で採れる「大塚にんじん」や東京都北区の「滝野川ニンジン」などが有名なものとして知られていますよ。
また、海外に目を向けるとフランスやオランダなどでも品種改良がなされて、1メートルを超える人参があるようで、実際に写真を見たことがあるのですが、「これはゴボウかな?」と見間違えてしまうほどです。
もともと人参は、中央アジアのアフガニスタンが原産とされ、多くの品種が西洋系のものとされています。
ですので、日本国内で出回っている人参の多くが西洋系で、東洋系の人参は関西地方の一部でしか栽培されていないと言われているようですね。
長さ1メートルを超える人参があるということは特に珍しいものではないようですが、一般人(消費者)にしてみたら「そんな長い人参、オラ見たことねぇぞ!ワクワクすんな!」という気持ちになります。
ではなぜ、長さ1メートルを超える人参をあまり見かけないのでしょうか。
その理由はいくつか考えられるようですが、代表的な理由としては生活様式が変わってきたことが挙げられるようです。
家庭には冷蔵庫があるのが当たり前となりましたが、長さ1メートルを超える人参は冷蔵庫に入らず、また、調理するときも使いづらいなどあまりメリットはないのですね。
なので、普段スーパーで見かけるようなサイズの人参の需要が増えてきたということになります。
人間の生活習慣が変わることによって、人参もその姿が改良されていったということなのでしょう。
長さ1メートル超えの人参の味は?
長さ1メートル超えの人参は一般的にはあまりみかけなくなりましたが、先ほど紹介したように栽培している地域はあります。
そこで、気になるのはやはり味ではないでしょうか。
勝手なイメージで「大きい=大味」というものがあり、あまり甘みを感じられないのではないかという印象はあります。
そこで、長さ1メートル超えの人参の味はどうなのかについて調べてみたところ、テレビ山梨の「やまなしのおかず」という番組で「大塚にんじん」について紹介されていましたののでそちらを参考にしたいと思いますね。
参考元:大塚にんじん飯 | やまなしのおかず | UTYテレビ山梨
やはり見た目にインパクトがありますね。
女性リポーターの方が感想を話していますが、「甘くて味が濃く、歯ごたえもいい」と話していましたし、生で食べられるなら本当にそうなんだろうなと思います。
また、味以外にもビタミンCやカロチン、食物繊維など通常の人参よりも栄養価が高いようですので、大きいだけという訳ではないようですね。
日常ではなかなか食べる機会のない長さ1メートル超えの人参は地元の市場で販売されているようですので、興味がある方は遊びに出かけるのもいいかもしれませんよ。
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