
銀行やコンビニでお金をおろそうとしたとき「カード忘れた!」と結局口座から引き出せなかったなんて経験、誰しも一度はあるかもしれません。
そんな時、「カードが無くてもお金が下ろせたらいいのに」と思うかもしれませんが、実は手をかざすだけでお金を引き出せるATMがあるのですよ。
OKB大垣共立銀行が「手のひら認証ATMピピット」というサービスなのですが、コレがどんなサービスなのか詳しく知ってみましょう。
また、なぜこのサービスが出来たのかについても書いていますので、ぜひ知ってほしいですね。
手をかざすだけでお金が引き出せるATMピピットとは?
キャッシュカードや通帳は不要、手をかざすだけでお金を引き出せるATMピピットがOKB大垣共立銀行のサービスとして2012年9月からスタートしました。
自分自身がキャッシュカードとなり、専用のガイドに手のひらをかざすだけで預入れや引き出し、振込から国債の購入まで取引することができます。
簡単に利用方法の流れを説明すると
ステップ1…『手のひら認証』を選択
ステップ2…生年月日を入力
ステップ3…手のひらをかざす
ステップ4…取引口座を選択
ステップ5…暗証番号の入力
これだけで預入れや引き出しなどが利用できるようになります。
「すごいなー」と思いますが、気になるのは『なぜ手のひらをかざすだけでATMが利用することができるのか』ということですよね。
この点について大垣共立銀行のホームページで確認してみたところ、生体情報(手のひらの静脈)を読み取ることで可能にしているようです。
おそらく指紋のように静脈も人によって違うのでしょうね。
OKB大垣共立銀行が2012年9月に全国で初めてこのサービスを開始したということで、今では他の銀行や業界でもメジャーなサービスになっているかもしれません。
なぜこのサービスが開始されたのかを考えた時、便利だからということしか思い浮かばなかったのですが、サービス開始のきっかけに関する動画がありましたので、次で紹介したいと思います。
手のひら認証ATMピピットのココが素敵!
手をかざすだけでお金を引き出せるATMピピットがなぜ開発されたのかに関する動画がありましたのでご覧になってください。
きっかけになったのは2011年3月の東日本大震災。
通帳やキャッシュカードを紛失してATMで現金を引き出すことができなくなってしまったということを経験して、カードも通帳もいらないATMのサービスを作ったのですね。
自然災害は避けられないものではありますが、全てを失ってしまうことになりますので、ピピットのようなサービスができたのはすごく安心感を与えてくれると思います。
一つ気になる点としては『なぜ大垣でサービスが生まれたのか?』ということです。
大垣は岐阜県の都市で、東日本大震災のあまり受けなかったはずですよね。
そう思ったのですが、先ほどの動画を見続けているとあの辺りの地域は南海トラフ地震や富士山の噴火などが懸念されているので、そういった自然災害が発生したときを見越して準備が進められたということのようです。
技術が進むことを恐れる風潮もありますが、きっかけは「人のため」ということは忘れてはいけない事実なのかなと思います。
保険って大事なのですね。
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