
料理を保存する上で活躍してくれるサランラップ。
普段当たり前のように使っていていますが、そういったものの名前の由来って意外と知らなかったりしますよね。
そこで、サランラップの名前の由来について知ってみましょう。
ちまたでは「お皿をラップするから」と言われたりしまうが果たして真実はどうなのでしょうか。
サランラップの名前の由来
結論から言えば、サランラップの名前の由来は「人物名」です。
旭化成のサランラップのホームページを確認してみるとフィルム製造メーカーに務めていたラドウィックさんとアイアンズさんの奥さんの名前、サラさんとアンさんにちなんで「サランラップ」という名前をつけたようですね。
参考元:サランラップの豆知識-旭化成ホームプロダクツ株式会社
奥さんの名前を商品名にしているなんて思いもしませんでした。
日頃台所に立つ奥さんを商品名にしたのが、潜在的に大ヒットにつながった要因のようにも思えますね。
また、ご存知の方も多いかもしれませんが、サランラップはもともと食品用ではなく、戦場などで銃弾や火薬などを湿気から守るために開発されました。
そのような用途に使われていたビニールフィルムを戦後になってピクニックで食品を保管する用途で使われるようになったというのは、どこか感慨深いですよね。
人を傷つける道具が人の健康を守る道具に使われたわけですからね。
サランラップの名前の由来を調べてみたら、道具をどう使うかを考えさせられる壮大な話になってしまいました。
ちなみに、サランラップと似た商品でクレラップというものもあります。
サランラップとクレラップの違いについてですが、大きな違いはなくメーカーの違いというのが名称の違いになっているようですね。
サランラップは旭化成、クレラップはクレハというメーカーの違いとなっていますよ。
細かい成分に目を向ければ違いはあるのだと思いますが、どちらを使ってみてもそう違いはないように思えます。
けれどもなぜか、個人的にはクレラップを使っています。
特に理由はないのですが、CMに出演していた女の子が可愛かったからでしょうか。
もしかしたら、こちらも潜在的に決めていたのかもしれませんね。
お皿をラップすることでの意外な活用法
サランラップの名前の由来は人物名ということが分かりましたが、噂として耳にした「お皿をラップする」というものは意外な活用法として注目されています。
それは災害時の食事に関してです。
災害時は水道が止まっていたり、使用する量を制限することがありますので、非常に貴重なものになりますよね。
その時に活躍してくれるのがラップなのですが、ラップを紙皿に巻いて、その上にご飯をよそうことで食べ終わったあとはラップを捨てるだけでOKで、皿を水洗いする必要はありません。
紙皿を再利用することができるので、水道のライフラインに制限がある場合でもある程度は対応することができるということなのですね。
十分な整備が整っていない環境では貴重な使い方になると思いますので、知っておくといいかもしれませんね。
怪我をした時の応急処置にも利用されたことがあるようですので、ラップの可能性は考え方次第でいろいろありそうです。
【関連リンク】
ゴジラの名前の由来って知ってますか?
⇒ゴジラの鳴き声はどうやって作った?名前の由来がゴリラ+クジラって本当?