
運転するときの必需品となっているカーナビ。
当たり前のように目的地を入力していて車の一部となっていますが、カーナビの発祥は日本だと聞いたことがあります。
これは本当なのでしょうか。調べてみました。
カーナビは日本発祥なの?
現在使用されているGPSを使ったカーナビの元になった「自動車カルテ」と呼ばれる測位装置が誕生したのは1906年頃のアメリカだとされています。
まだ道路標識やルート表示がきちんと整備されておらず、道に迷ってしまうドライバーが続出したことがきっかけで誕生したみたいですね。
その後、1970年代になって民生用の小型コンピュータが普及するようになると入力した起点と終点の位置と時間によって位置を推測する測位装置が開発されるようになったり、どんどん進化していきました。
けれども、GPSの電波だけに頼る方法では民間用は位置情報が正確でなかったり、トンネルなどを電波が届かない場所では利用できないなどの問題があったりしてなかなか普及しなかったそうです。
そこで民生用のカーナビ製品に力を入れたのが日本の自動車メーカー「ホンダ」で、1981年にジャイロ式カーナビ、「ホンダ・エレクトロ・ジャイロケータ」を発売し、これが現在のカーナビの起源とされているようですね。
つまり、民生用のカーナビ、カーナビを一般的に広めたのは日本のホンダだとされているようです。
日本は世界一のカーナビ大国だった?
全世界で販売されているカーナビ製品のほとんどが日本製だと言われてます。
海外での日本製カーナビの普及率はそこまで高くないそうで、半数は日本国内向けに販売しているそうですが、さすが技術大国だけのことはあるのですね。
日本でカーナビが普及しているのは技術が優れていることはもちろん理由の一つとして挙げられると思いますが、もう一つ別の理由としては道がわかりにくいというのが挙げられるのかなと思います。
海外に行くと『○○Ave.』などそこまで大きくない通りでも看板があったりしますし、道がわかりやすいのでナビに頼らなくても運転できますが、日本は狭い道が多いですし、裏道が多いのですべて道を把握できない部分がありますよね。
ある程度大雑把な外国と細すぎる日本の違いが道にも反映されているのかもしれませんね。
日本のいたるところで新しい道路が誕生していますが、それに対応してカーナビも進化しています。
最近のカーナビはリーズナブルで高性能なものが多くなってきていますし、随分カーナビを変えていないという人は新しいモデルを知ってみるのもいいかもしれませんね。
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