
オリンピックを始め世界大会の表彰式などでは必ず国歌が流れたりしますが、国歌はどこの国にも存在するものなのでしょうか。
また日本の国歌が世界一古い歌詞だとされる理由があるのですが、それは一体なぜなのでしょうか。
国歌のない国はあるの?
国歌のない国について調べてみたのですが、基本的にはどこの国にも国歌と呼ばれるものは存在するようです。
ですので、国歌のない国は存在しないと言えそうです。
国歌はその国を象徴する歌のことですので、イメージ的には国旗と同じような感じでしょうか。
歌によって象徴を示しているということですね。
ただ、国歌というのは必ずしも法律によって規定されるものではなく、国民の共通意識として認識されるものであったり、歴史的に国家として歌われているものなどもあるので、国によっては複数認識されている歌もあるようですね。
また、国歌は不変の存在ではないので政治や時代によって違う場合もあります。
ですので、アフガニスタンのように何度も国家が変更されている国もあるのですよ。
反対に最近できた国、ニウエや南スーダンなどでも国歌がありますので、一時的にない時期も存在しますが、基本的には国歌のない国というのは存在しないと考えられると思います。
国連に加盟していない国にもその国の象徴となる歌がありますし、もっと言えば地域によってそこに伝わる伝統的な歌があったりしますから、音楽というのは非常に大きな力を持っているのがよくわかりますね。
日本の国歌は最古の歌詞
日本の国歌はご存知の通り「君が代」ですが、この歌詞は古今和歌集にある詞に作曲をしたものになります。
古今和歌集は905年頃に現れたものになるので歌詞としてはもっとも古いと言われていますよ。
ちなみに君が代は古今和歌集が元になっているので「五・七・五・七・七」となっています。
君が代の意味はいろいろと言われていますが、ラブレターだという説が好きですね。
「あなたことを何千年も、小石が大きな岩になって苔ができるまで待っています」
昔の人は暇で色恋沙汰のことをいつも考えていたと古文で習ったりもしましたが、和歌はその気持ちを表現したものと考えられています。
本当の意味がどうなのかは知りませんが、たった31文字に気持ちを込めた歌が国歌になっているというのは日本人の粋な部分が現れて素敵だなと思います。
これからオリンピックやサッカーの国際試合などで各国の国歌が流れたときは注目してみると楽しいかもしれませんね。
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