
毎年7月になるといたるところで笹の葉に願いを込めた短冊が飾られているのを目にしますね。
幼稚園でも行事のひとつとして、子供と一緒になってお願い事をしているお母さん方も多いのではないでしょうか。
今回は意外と知らない「七夕」の意味、子供に突然聞かれても困らないように詳しくみていきましょうね。
七夕で願い事をするのはなぜ?
「七夕」といえば、有名な織姫と彦星の伝説がありますね。
結婚を機に働かなくなった2人は、怒った父親に引き離されてしまい、年に一度の7月7日にだけ逢うことを許されたのです。
では、なぜその「七夕」の日に願い事をするようになったのかと言うと、それには、中国の古くからある行事が関係しているといわれています。
「乞巧奠(きこうでん)」といわれるその行事は、はた織りの名手である織姫にあやかって、はた織りや裁縫の仕事が上達するように、一年で最も織姫座(ベガ座)が輝く7月7日にお祈りするものでした。
やがて、はた織りだけでなく芸事や書道の上達を願うようになったことが現在の「七夕」の願い事の風習へとつながっています。
もともとは技術や芸術の上達を願うことが由来だったのは意外かもしれませんね。
七夕は誰にどんなことを願えばいいの?
もし子供に「誰にお願いするの?」と聞かれたら、やはり「織姫様にお願いするのよ」と教えてあげましょうね。
七夕の願い事は先程も紹介したように技術や芸術の上達が本来の願い事になりますが、現在では由来を知らない方も多いですし、あまりこだわる必要はないかもしれませんね。
大切なのは何を願い事するかよりも、どんな願い事を普段から思っているのかということです。
願いは『夢』と近いものがありますから、自分が将来こうなりたいであったり、家族が健康でいてほしいなどの願い事なんかが素敵かもしれませんね。
願い事は人それぞれ本当にさまざまですからどんな願い事でも構わないのですよ。
幼稚園の子供は七夕でどんな願い事を書いているの?
幼稚園の子供がどんな願い事を書いているのか友人に聞いたので、そのことについて書いていきますね。
昨年の「七夕」で幼稚園児の願い事で特に多かったのが、「おおきくなりますように」「足がはやくなりますように」というものや、あとは「○○になりたい」、それから「○○(おもちゃ)がほしい」なんていうのもあったそうです。
また、「朝おきたらはみがきをちゃんとする」などもありました。
もはや願い事ではなく目標ですね。笑
でも、自分の頭で一生けん命考えることが大切ですからそのきっかけを与えられるようなアドバイスをしてあげるのが親ができることなのかもしれませんね。
まとめ
子供の頭の中は本当に柔軟で、ユニークな願い事もたくさんあります。
今年の「七夕」もぜひ親子で一緒に楽しんでみてください。
ちなみに、お母さん方の短冊で一番多かった願い事は「宝くじがあたりますように」でした。
今年は由来を思い浮かべ、何かの上達を願えば、もしかすると願いが届くかもしれませんね。