
お土産売り場やお店などで当たり前のように目にする招き猫。
なんとなく縁起のいいものとして認識はしていますが、なぜ縁起物なのかを詳しく説明できる方はほとんどいません。
また、招き猫にはモデルや名前など由来がどこにあるのかもあまり知られていませんので、ここで招き猫に関する疑問を解決していきたいと思います。
招き猫の名前の由来は?
招き猫には名前があると言われています。その名前は「タマ」です。
犬の名前が「ポチ」というのが代表的なように、猫の名前に「タマ」とつけるもの代表的ですよね。
例えば、サザエさんに出てくる猫や、和歌山県のローカル電鉄・和歌山電鐵貴志川線貴志駅で駅長を務めたのも「タマ」ですよね。
そういえば幼き頃にやっていたテレビアニメでは「3丁目のタマ」というものがありましたね。ナツカシイヽ(^。^)ノ
このように「猫=タマ」というイメージがありますが、実はこのように猫の名前がタマと言われるのになったのは由来があると言われています。
最も有力な説としては江戸時代までさかのぼります。。。
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そのことを不思議に思い、お参りついでに少し境内でお茶をして休憩していると、激しい雨が降り、雷が落ちるほどの悪天候になりました。
もし、あの猫が招き入れてくれなかったら、藩主は悪天候に巻き込まれていたかもしれず、そのことを予兆してくれた猫に大いに感謝したのです。
これにより招く猫を縁起物としたとされます。
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こんな説があるのですが、豪徳寺で飼われ、藩主を招き入れた猫の名前こそが「タマ」だったのです。
そもそも、猫に「タマ」という名前が多い理由ですが、猫はよく玉で遊んでいるのでその様子から「タマ」という名前が、または、玉のように美しいという言葉から「タマ」という名前が、定着したと言われています。
しかし、もう1つ理由があり、それは猫が霊的な動物であるとされている説です。
霊的な意味を持つ「霊(たま)」や「魂(たま)」から「タマ」という名前が付けられたとされています。
猫が時々じーっと何かを見つめているのは霊的なものが見えているからだと言われていますし、豪徳寺の猫にもそんな力があったのかもしれませんね。
ただ、豪徳寺で飼われていた猫がこういった理由でタマと名付けられたのかはわかりませんけどね。
招き猫と神社の関係とは?
招き猫の由来として有力なのは豪徳寺の説ですが、実は豪徳寺以外にも他の神社を由来とする説があります。
豪徳寺は東京都世田谷区にありますが、新宿区の自性院(じしょういん)では江古田・沼袋原の戦いで劣勢になった太田道灌の前に現れた猫が手招きをしたとされ、これをきっかけに盛り返した太田がこの猫の地蔵尊を奉納したことが招き猫の由来としています。
また、豊島区の西方寺や京都市伏見区にある伏見稲荷大社が発祥とする説もあり、神社と関係性が深いとされています。
ただ、招き猫の由来となった招く仕草というのはただの毛づくろいだと言われています。
個人的にはこの説が一番有力だと思います。笑
猫はただ顔を洗っていただけなのに、それを人間が勘違いして招かれたと思っただけでしょう。
招き猫が神社と関係があるのは信仰心や縁起物のイメージが強いからなのかもしれませんね。
招き猫は色によって意味が違うって本当?
招き猫といえば、右手を挙げているのが金運を招き、左手を挙げているのが客を招くという風に言われています。
これを知っている方は多いですが、招き猫の色にも意味があることを知っている方は少ないのではないでしょうか。
招き猫の色と言えば白が有名ですが、黒や赤、ピンクに青などいろんな色があるのですよ。
黒の意味は、黒い猫は『夜でも目が見える』とされ、魔除けや厄除けの意味があるとされ、赤の意味は、ウイルスが嫌う色と言われたため病除けの意味があるとされます。
ここまでは意味に納得できなくもないですが、青は交通安全、ピンクは恋愛成就など明らかに猫が関係ないので、色による意味は後付けというのがホントのところでしょう。笑
大切なのは信仰する対象があるということなのかもしれませんね。
まとめ
招き猫の名前は「タマ」だと言われていますが、その理由は諸説あります。
ここで紹介したものが真実だとは限らないですが、身近なものには意外と理由を知らないものに溢れているのですね。
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