
見た目もかわいらしいさくらんぼですが、唯一厄介な存在が種です。
スイカやブドウの中には種なしの種類もありますが、種なしのさくらんぼってあるのでしょうか。
そもそもなぜ山形がさくらんぼの名産地になっているのか、旬の時期はいつなのか、など意外と知らないさくらんぼの秘密を知ってみませんか。
種なしさくらんぼはあるのか?
種なしさくらんぼはあるのかという疑問をもしかしたらあなたも思い浮かべたかもしれません。
ですが、種なしさくらんぼはありません。
ないというよりは現時点では開発されていないと言った方が正しいかもしれませんね。
スイカやブドウには種なしの種類もありますが、なぜさくらんぼには種なしの種類が開発できていないのでしょうか。
その理由として、実は私たちが種だと思っている部分は本当の種ではなく、果実の内側の皮が硬くなったものだからなのです。
私はこの事実を知ったとき驚きましたよ。
予想だにしていなかったです。
さくらんぼの本当の種はその硬くなった殻の中にあるのだそうです。
実はこういった種類の果物は珍しいものではなく、私たちの知っているものだとモモやウメなんかもあの種だと思っている部分はさくらんぼ同様硬くなった果実の内側の皮というわけなのです。
そう言われてみると、私が小さいころに間違って梅干しの種を噛み砕いた時、中から小さくて柔らかいものがありました。
アレが本物の種というわけですね。
まさに身(実)を持って勉強していたわけですね。笑
こういった事実から種なしさくらんぼの品種と言うのは現段階では世界的にも開発されていないのだそうです。
もし、今後種なしさくらんぼができたとなったら、世界中が騒然となるでしょう。
いつか種なしさくらんぼを食べられる日が来るといいですね。
なぜさくらんぼの名産地が山形なの?
さくらんぼというと私は山形を思い浮かべます。
山形にはさくらんぼテレビという放送局もあるように名産地であるということは全国的に知られていることだと思います。
しかし、なぜ山形県がさくらんぼの名産地となっているのでしょうか。
同じ東北で隣の県の秋田県でもいいように思えます。
さくらんぼが山形で多く栽培されていたのは環境の面が適していることはもちろんですが、県をあげて取り組んだところにあります。
1885年(明治18年)に地方産業の発展を目的として半官半民の山形興業会社を設立し、三田育種場に24種の苗木を購入し、希望者に栽培させたそうです。
その後、1912年(大正1年)に東根市の佐藤栄助さんが現在の主要品種「佐藤錦」の育成を開始、1937年(昭和12年)に日東食品を誘致して缶詰加工を始めるなどして、山形のさくらんぼは徐々に全国的に有名になっていったのです。
山形のさくらんぼが有名なのは農業関係者の歴史のおかげということですね。
さくらんぼを育てるだけでなく歴史も育てるなんてかっこいいです。
さくらんぼの旬の時期はいつ?
この記事を書いているとき「最近さくらんぼを食べてないなー」と思ったのですが、ふとさくらんぼの旬の時期がいつか気になりました。
スーパーに行ってもさくらんぼを見かけてないような気がしますし、缶詰は見かけたような気もしますが、缶詰は旬の時期は関係ないですからね。
調べてみるとさくらんぼの旬の時期は初夏、6月~7月上旬だそうです。
梅雨の時期に旬になる果物なんて珍しいですね。
梅雨は食べ物が傷みやすくて大変そうです。
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まさにこれからがシーズンというわけですね。
そう言えば先週バスツアーのプランを見ていたら、さくらんぼ狩りという文字を目にしたことを思い出しましたよ。
意識してないと人間は認識しないものですね(^^;
さくらんぼはイチゴのように狩る時期が長いわけではないですから、予定が組める方はさくらんぼ狩りバスツアーでも参加してみるのもいいかもしれませんね。
6月は祝日がないので、さくらんぼの日とかできればいいのになー。笑
まとめ
種なしさくらんぼは現在ではまだ開発されていませんが、技術が進歩すればいつか市場に出回るときが来るかもしれません。
さくらんぼのシーズンは初夏ですので、これからの時期、山形にさくらんぼ狩りをしに行くのもいいですね。